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痛みについて

痛みとは?

みなさんは痛みについて考えたことがあるでしょうか。

「痛みとは何か?」「痛みのメカニズム」等難しいことは、インターネットで“痛み”と検索して頂くと詳しく解説されていますので、そちらをご覧ください。

ここでは、痛みについて簡単にご説明します。
まず痛みとは、体の組織が損傷した時、炎症を起こした時、神経の伝達に何らかの異常が発生した時、ホルモン・関節液等の内分泌系の異常をきたした時等、脳にその異常を知らせてくれるひとつのサイン(注意信号)だと私は考えています。

いくつか痛みの例を挙げてみます。

転倒して手首の骨(橈骨)を骨折したとします。この時まず痛みを発して、脳に手首の異常を知らせます。そして痛みにより、使用の制限をかけます。もし人間が痛みを感じない生き物だとしたら、骨折したまま手を使い続け(使える範囲内で)、患部が悪化し骨折部分が治らないという事態が起こることもあるでしょう。

他の例として、ある日突然体の半身がしびれたり、感覚が鈍くなったとします。その原因には様々なものが考えられると思いますが、このような場合、脳血管障害によるものである可能性もあります。

また、肩のコリが異常に強く、左肩から左手にかけて痛みやシビレが出たとします。このような時は心臓疾患を疑う必要があります。

しかし、内臓疾患による関連痛、反射痛、シビレ等は実際には稀で、ほとんどの痛みは組織損傷、神経圧迫、血流低下、内分泌異常等が原因であることが多いようです。

このように体の各器官はいろいろな形(痛み、シビレ、その他体の違和感等)で脳にサインを出してくれています。そのサインを素直に受け止め、体の異常に対処すべきだと思います。

痛みとは不思議なもので、原因が特定できないものも結構あります。レントゲン、MRI、血液検査等様々な検査をしても異常が見つからないのに、痛みだけが感じられるというケースも多いようです。病院ではどこも悪い所がないので治療のしようがないと言われ、当院に来院される患者さんも多くいらっしゃいます。

ここで考えなければいけないのは、“痛み”の存在です。患者さんは痛みを抱えています。痛いのは事実なのです。検査の数値や画像では異常が認められない場合でも、この時体に何らかの変化が起こっていると考えられます。この変化は何か?正直言って私にもわからない時が多くあります。

当院では痛みを軽減させる為に、いろいろな角度から施術を行います。筋肉の緊張を取り、体のバランスを整え、血流を促進し、神経伝達を促します。
時には根本的な解決に至らない場合もありますが、対症的にでも痛みが解消できれば患者さんは痛みから解放されるのです。

痛みの感じやすさを疼痛閾値といいますが、これには個人差があります。わずかな損傷でも痛みを強く感じる人(閾値が低い)、またその逆(閾値が高い)、また同じ人でも天候、環境、体調、精神状態等、様々な要素で疼痛閾値(痛みの感じ方)は変化します。
痛みを抱えるということは、体の負担はもちろんのこと、精神的にも負担がかかってきます。痛みを我慢していても何の得にもなりません。健康で快適な生活を送る為にも、痛みの大小にかかわらず早めに治療を開始されることをお勧めします。