• ぎっくり腰
  • 脱臼・捻挫・骨折・脱臼・肉ばなれ
  • 突き指
  • こむら返り
  • 肩こり
  • 寝違え
  • ムチウチ
  • 頭部(顔面)打撲
  • 頭痛
  • 頭痛

もしもの時の応急処置

準備中

※ここに記したものはあくまで応急処置ですので、処置後、早めの受診をおすすめします。

ギックリ腰 

ギックリ腰(急性腰痛症)は突然おこる事が多いようです。
大部分は筋肉に原因があるものですが、まれに腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症等、筋肉以外の原因ものもあります。

両者の場合でも共通していえる事は、まず安静を保つ事です。そして痛みの軽くなる姿勢を取る事です。 (症状により痛みの出ずらい姿勢は違います。)多くの場合、横向きになって膝を軽く曲げ腰を少しまるめる姿勢をとる事により痛みを軽減できます。

急性の腰痛の場合、患部を湿布等で冷やしたほうが良いでしょう。更に、コルセットやさらし等で腰を圧迫するように巻いてあげると支持力が上がるので、痛みが軽減します。

ただし就寝時や横になっている時は、コルセットやさらしによる圧迫はさけたほうが良いでしょう。(血行が悪くなります)


打撲、捻挫、骨折、脱臼、肉ばなれ 

上記の外傷の場合、まずRICEという応急処置を行います。

est (安静)

患部をできるだけ動かさないようにします。

ce (冷却)

方法としては、氷のう、水を入れたバケツ、水でぬらしたタオル、コールドスプレー等を使います。 その場で用意できるものでかまいません。 アイシングの時間は15分以上が理想です。 コールドスプレーは同一部位に長時間吹きかけないよう注意してください。(凍傷になります)

Compression(圧迫)

患部を包帯等で圧迫しながら巻きます。ただし圧迫の強さを気をつけないと血行障害をおこしますので注意が必要です。 圧迫した末梢側がしびれたり、痛んだり、むくんだりしたら強すぎですのでゆるめて下さい。 一つのチェック法として爪を押して白くなりますが、離した時にすぐに赤みがもどれば正常ですが、そうでない時は強すぎです。

Elevation(拳上)

患部を心臓より高く上げる事により内出血を最小限におさえる事ができます。 内出血が多いと患部近辺の知覚神経が圧迫され痛みを強く感じます。

※骨折の疑いがある場合 患部の両側の関節(例えば前腕部を骨折した場合、手首と肘)を含んで添え木を当て包帯等で巻きます。 この時、添え木は身近な物(棒、板、厚めのダンボール等)で代用します。

※脱臼の疑いがある場合、 脱臼をしていると痛みが強く感じます。 関節に骨がおさまると痛みは軽減しますが、素人がむやみに骨を元にもどそうとすると、骨、靭帯、関節包、神経、血管等を損傷させるおそれがありますので無理に動かさずに患部の動揺をさけ固定します。

※肉ばなれの疑いがある場合 肉ばなれも筋膜損傷から筋断裂まで症状も様々です。筋断裂をしてしまうと手術が必要になるケースが多いようです。 いずれにせよ、患部を圧迫、冷却し、患部の筋肉を伸展させないよう(伸ばさないよう)に、固定し安静を保ちます。
 

突き指 

突き指にも、靭帯損傷の捻挫程度のものから、腱断裂、骨折と症状も様々です。ですから無理やり引っぱったり、まげたりせずに、前途のRICE処置をします。
 

こむら返り(筋肉がつれる) 

一般的に筋肉がよくつれる場所は、ふくらはぎで、この筋肉がつれる事をこむら返りといいます。 体のどこの部分でも筋肉がある所は、つれる可能性はあります。

対処法としては、つれている筋肉を伸ばす事です。 こむら返りを例にしますと、足首を甲側に曲げ(背屈)て、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげます。この動作は、ゆっくり静かに行います。落ち着いたらつれた筋肉を軽くほぐしてあげます。
 

肩こり 

肩こりにも原因、症状が様々です。中には脳血管障害や心臓疾患が原因のものもあります。 突然の肩こりで手足のシビレ、嘔吐等が伴っているものは上記の可能性がありますので早々に専門医を受診して下さい。

一般的な肩こりでは首、肩の筋肉をほぐして血流を良くする事です、首、肩の筋肉をまわしたり、軽くマッサージをしたり、温めたりして血流を促してあげると軽減します。

また、肩の筋肉を使いすぎた後や、肩に熱を持っているような時は 逆に湿布等で冷やしてあげた方が良いでしょう。
 

寝違え 

朝、起きたら首が痛くてまわらない等の症状が出た時は、無理に動かしたりせず 首、肩、背中を冷やすようにします。頭を支えるのがつらい時は、首に包帯等を巻いて筋肉の補助をしてあげます。
 

ムチウチ(頚椎捻挫) 

ムチウチをおこした際は、症状の大小にかかわらず、まず安静、冷却をすべきです。

ムチウチは受傷直後は無症状でも、時間の経過とともに痛みやシビレが出る事がありますので、早めの受診をおすすめします。
 

頭部(顔面)打撲 

体全体を安静に保ち、まず意識障害を調べて下さい。意識が無い時、意識が低下している時、嘔吐、けいれん、力が入らない等の症状がある時は、すぐに救急車を要請して下さい。

その他の時は、安静を保ちながら、頭部(顔面)を氷のうやぬれタオル等で冷やします。
 

頭痛(外傷のないもの) 

まず、今までに経験した事がない激しい頭痛や、手足にシビレや脱力感を伴うもの、嘔吐を伴うものは救急車の要請をして下さい。

頭痛にもいろいろな原因、症状があります。 血管拡張型頭痛(血流が多すぎる)、血管収縮型頭痛(血流が悪い)でも対処のしかたが変わってきます。 前者は、首、肩、頭を冷やしたほうが軽減しますが、後者は逆に温めたほうが良いでしょう。また、後者は首、肩をまわしたりして筋肉をゆるめると楽になるでしょう。
 

めまい 

めまいの原因も様々です。 まずは頭を動かさずに安静にします。

この時、衣服はできるだけゆるめ、楽にさせてあげます。

また、一番気をつけなくてはいけないのは、めまいによる転倒を防ぐ事です。めまいがしたら、無理をせず、どこでもひざまずいて、ゆっくりしゃがむか、横になる事が大事です。

手足の麻痺、言語障害等を伴う時は救急車を要請して下さい。