旬のお魚図鑑

秋田岩館の近海は南から対馬暖流、北からリマン海流が流れ込み、
豊富な魚種をほこります。近海魚種のご紹介です。

ヤリイカ (12月〜4月)
2009/01/05
最近は磯からのイカ釣りをする人も増えてきました。
時間帯は夕暮れ、もしくは早朝が良いようです。
ウキはスパッと沈む事はあまりなく、注意して見ていないとエサをとられます。何となく不自然に傾いたり、とにかく変化があれば掛かっている確率が高いです。棒ウキが海面で横たわると、ヤリイカがエサを食い上げしてる確率が高いので一気に引き上げます。エサはまめに確認し、少しでも食われていたら交換を勧めます。

サヨリ (10〜12月)
2008/12/15
下アゴの先端をヤリのように突き出して一見ダツの様ですがサンマに近い種類で、下アゴが長く先が赤いのが特徴です。臆病な性質で、追われると尾びれで激しく水を打って水面を1m以上何度もジャンプして頭から着水して逃げるという不思議な習性があります。当歳魚が主体で小型が多い秋口より、大型が狙える冬から春にかけての旬の時季のほうが魅力的。基本的に寿司種・天ぷら種として高級素材。また刺身として出すときも高級感があります。クチバシの前部が赤い方が鮮度が良いとされています。

はたはた  (11月〜12月)
2008/11/14
ハタハタは、秋田県民にとって特別な意味を持つ魚で、厳しい冬を迎える11月の後半から12月にかけて、産卵のため大群で沿岸に押し寄せ、漁業者にはもちろん県民にも大きな恩恵をもたらしてきました。ハタハタの漁獲量は、昭和40年代前半には2万トンを超えていましたが、昭和51年以降急減し、平成3年には71トンまで減少しました。平成4年9月から7年9月までの全面禁猟とその後徹底した資源管理により資源は順調に回復しつつあり、平成13年には、1,569トンと県内の魚種別漁獲量で23年ぶりに第一位に返り咲き、同年の生産額は11億3,700万円と全国一になりました。