近年は、パソコン、ビデオやDVD、テレビゲームなどによって眼を酷使しています。その結果、慢性的に目がショボショボする、目が乾く、目の奥が痛い・・・そんな風に感じたら眼精疲労かもしれません。

自分が眼精疲労だと知らない人が以外に多い！

目の疲れが蓄積した眼精疲労は、よく見過ごされがちなようです。一晩眠っても、その目の疲れがとれず、慢性化してその状態に慣れてしまいます。しかし、それがひどくなると、様々な体調不良を連鎖的に起こします。

一般的に目に関する症状は目が疲れる、視力落ちる、目がかすむ、物がぼやけて見える、目が痛む、まぶたの不快感や痙攣などがあります。

さらに、眼精疲労が悪化すると体の症状として肩がこる、首から肩、腕が痛む、だるい、手足のしびれが伴います。ときにはイライラ、不安感を招いたり、抑うつ状態に陥ります。

そのため最初に内科や整形外科、脳神経内科などを受信する人も多く見受けられます。

しかし、実は眼精疲労が原因の症状であることが分かり、眼科で治療してよくなることがしばしばです。ですから、上記の症状（目の症状だけでなく）を感じたら早めに眼科専門医を受診してみてください。

原因でもっとも多いのは、目に合わない眼鏡やコンタクトを使っていることです。特に、軽い遠視や、初期の老眼は見え方としては良くても、目に多くの負担を与えます。正しい眼鏡やコンタクトですっきりと良くなります。

さらに、ドライアイ、緑内障、輻輳異常、斜視など実にさまざまな目の病気が眼精疲労の原因となっています。これらに関連した異常を一つ一つチェックして原因を見いだし、それぞれに合った治療を行なう必要があります。

また、パソコン、テレビゲーム、携帯電話の画面などで長時間、目を酷使すると強い眼精疲労を引き起こします。これはまばたきの減少とそれによるドライアイ、過度の目の運動、同じ姿勢による筋肉の緊張などが原因です。適切な生活指導やドライアイの治療が必要となります。

また、色々な原因が組み合わさって起きることも多く、詳しい原因を解明して治療することが大切です。

当院では、これら眼精疲労の原因について、ひとつひとつの異常をチェックし、医学的根拠に基づいた治療を行なっています。